I Love Import! #2 – Electron: Tides Of Darkness

I Love Import! 第2回は、2006年にリリースされたSynthsizer Dance/Spacesynthアルバム。Electron の Tides Of Darkness を紹介します。

Electron: Tides Of Darkness
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このアルバムはやや曲の出来・不出来が激しく、最初はイマイチに感じるでしょう。BPM高めの曲が結構あるのですが、Synthsizer Dance/SpacesynthはBPMが高いと曲が安っぽく単調に聴こえがちで、その辺りがこのアルバムの難点ですね。 ただ、最初は取っ付きにくかった曲も、何度も聴くうちに良さが出てくるスルメ系な一面もあるアルバムです。また、リードトラックである Lights Of Starlingrad の出来は素晴らしいので、この曲を聴くために入手するのも悪くはないかもしれません。
では、ここからは私がよいと思った曲をピックアップ。リンクのついている曲はYoutubeで試聴できます。また、全曲の視聴はこちら。

1. Fight to Death
1曲目らしい、なにかの始まりを感じさせてくれる曲。盛り上がりそうで盛り上がらないのが少々残念。
2. Tides Of Darkness
力強いシンセになかなか良い出来のメロディ。ボコーダーボイス。アルバムタイトルの良曲。
3. Lights Of Stalingrad
オススメ! このアルバムのみならず近年のSynthsizer Dance/Spacesynthのなかでも、かなりの盛り上がりを見せる名曲。旧ソ連・スターリンの時代をテーマに、サンプリングボイスがタイミングよく挿入され、これでもかと盛り上がる。トランス的要素もあるわかりやすい1曲。
10.The Call Of Wilderness
韻を踏むような独特のリズムで展開する印象的な曲。
11.Katana Fighter
BPM高めではありますが、メロディの出来がよく、聴いていて気持ちいい曲ですね。縦スクロールシューティングの高速スクロールステージのBGMのような…。Katana Fighterというタイトルなのに日本的というよりは中華風なのは、ある意味でお約束。
12.The Victory
ラスト。1曲目と同じくイントロにナレーションが入る「回答編」のような曲でしょうか。メロディを口ずさみながら聴くと心地よい曲ですね。

評価 : 4/5 – 中盤がとにかく安っぽく印象に残らないので、最初のうちは取っ付きにくくいまいちです。ただ、盛り上がれる曲もありますし、聴きこむうちに良さのわかってくるスルメ系のアルバムで、総評としてはこの評価となりました。

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