SEB presents INITIAL D DREAM COLLECTION の感想

頭文字D SUPER EUROBEAT PRESENTS DREAM COLLECTION
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SUPER EUROBEAT presents INITIAL D DREAM COLLECTION の感想です。
半数近くが新曲、という売り文句のあった本作ですが、頭文字Dとしての新曲(すでにSEB等に収録済)も多く、日本初CD化という、ユーロビートファンが考える意味での新曲は以下の12曲となると思います。

DISC1
01. SPACE BOY 2018 / DAVE RODGERS
03. SHY BOY / MISS HELLY
10. GOLD NIGHT / DAVE RODGERS feat. Eurobeat Union
17. TOKYO RACE / DOCTOR BAZOOKA & THE SPEED MCQUEENS
18. I LOVE TO DANCE / NIKITA JR.
25. YOU BETTER CALL ME / LOLITA
29. WATER IN THE GAS / P. STONE

DISC2
03. DEJA VU 2018 (1:04 MIX) / DAVE RODGERS
13. RIDE ON FIRE / NICK TURBO
14. WALKY TALKY DOKI DOKI / MIKA-LA-DO
22. FAST FOOD BIKERS / GARCON
23. RACE GUN & COWS / JEFF DRILLER

まあ、とは言いましても、その内訳は、12曲中、
7曲がエナアタの自社配信コンピに含まれていた曲。(DISC1 Tr. 17, 18, 29, DISC2 Tr. 13, 14, 22, 23)
DAVE RODGERS リメイク曲2曲。(DISC1 Tr. 01, DISC 2 Tr. 03) 新曲1曲。 (DISC1 Tr. 10)
TIME, A BEAT-C お蔵出し、1曲づつ。(DISC1 Tr.03, 25) 合計2曲。

となっていまして、厳格な意味での新曲は「GOLD NIGHT / DAVE RODGERS feat. Eurobeat Union」だけと言えるかもしれません。
また今作は、エナアタの新曲(緩い定義)が多いので、エナアタ・ファン向けの作品とも言えるかも
では、以下、非常に大雑把ではありますが、簡単に感想を。

DISC1 18. I LOVE TO DANCE / NIKITA JR.
エナアタ版 GOODBYE JAPAN / NEWFIELD – MORONI – SINCLAIRE。まあまあ楽しめる1曲。

DISC1 17. TOKYO RACE / DOCTOR BAZOOKA & THE SPEED MCQUEENS
DISC2 13. RIDE ON FIRE / NICK TURBO
22. FAST FOOD BIKERS / GARCON
23. RACE GUN & COWS / JEFF DRILLER

エナアタのコミカル系ではない真面目なアグレッシブユーロ楽曲たち。特筆するほどではありませんが、そこそこに楽しめました。この中ですと「FAST FOOD BIKERS / GARCON」が特にお気に入り。

DISC1 29. WATER IN THE GAS / P. STONE
DISC2 14. WALKY TALKY DOKI DOKI / MIKA-LA-DO

個人的に微妙な2曲。サビの出来がテキトーな WATER IN THE GAS。リフのメロディが不安定な WALKY TALKY DOKI DOKI。

DISC1 01. SPACE BOY 2018 / DAVE RODGERS
んー、それほど印象は変わらず。
DISC2 03. DEJA VU 2018 (1:04 MIX) / DAVE RODGERS
こちらは印象がある程度変わっています。リフが太い雰囲気の音色に。リメイク感はこっちの方が強い。

DISC1 10. GOLD NIGHT / DAVE RODGERS feat. Eurobeat Union
Eurobeat Unionによる和製ユーロ。BPM高め? かなりスピード感のある1曲。細かく刻まれたアグレッシブなリフが特徴的。具体的に何かに似てるというわけではないですが、既視感的なものはあり、思わずググッと引き込まれるほどではなかったかな。SCPと同じで、技術的にハイレベルなのはわかるけど、なぜかその技術的レベルに相応に楽しめるわけではないという、あれです。DAVEがボーカルということもあるのでしょうが、イタリアユーロと比べても劣ることのない曲であるのは流石だとは思います。ただ、最終的には、まあまあな新作アグレッシブユーロの一つ、でしょうか。

DISC1 03. SHY BOY / MISS HELLY
TIME お蔵出し。作家さんの組み合わせはSEB 153のTOUCH AND GO / MIKE J.と同じなので、その時期の曲かな。まあ、タイトルをサビで連呼するポップな雰囲気の普通のユーロです。この次の曲もそうですが、お蔵出しだなあ、という雰囲気。
DISC1 25. YOU BETTER CALL ME / LOLITA
A BEAT-C お蔵出し。んー、可も不可もなく…。

総評: ★★★☆☆ (3/5)

SEB VOL.250 よりは楽しめたんですが、新曲のみで星4つのSEBより楽しめたかというと、そうでもないので、間とってこの評価です。価格も高いですし。(まあ、頭文字Dシリーズは高くしても売れると踏んでいるのか、頭文字Dの版権料が上乗せされているのか、伝統的に値段高めですけど。
ちなみに、Amazon限定のステッカー付きもあったようですが、私はAmazonで通常盤を買いました。Amazonポイント469ポイントもつきましたし。それを考慮するとステッカーは実質469円かな…? 私は469円あったら本を買いたいですね…。もちろん人それぞれのことなので、ステッカーに満足された人はそれでOK!)

さて、ここでCD全体の面の紹介を行いましょう。2枚ともノンストップはDJ BOSSさん。繋ぎはいつものBOSSさんという感じ。また、頭文字D作品なので、随所に車のエンジン音の追加などあります。まあ、マハラジャ・サイレンよりは大人しいと思いますので、それほど気になるものではありません(一応書いておくと、マハラジャ・サイレンは大好物!)。EUROMACH2の繋ぎ効果音も思い出しましたね。この辺は個人差あるかもしれませんけど。

ブックレットは3つ折りの一枚の紙(6ページブックレット)で、歌詞の掲載はありません。ローコスト感あります。新曲だけでも歌詞掲載すればよかったのになあ、とは思いました。(制作上の都合でTr.Xの歌詞は割愛しました、とかお断り文も載せれば、それでいけるでしょう。)

収録分数は2枚とも74分を少し超える程度に調整されています。1曲あたり2〜3分が大半です。30曲で新曲ありなので、78〜79分にしてもよかったのに。
ちなみに私が最近聴いているドイツZYXのEDMコンピ「EDM 2019 (Discogs)」CD1はトータル79分47秒だったりします。音質も問題なし。オーストリアのSony DADCプレスのCDです。
今作(頭文字Dの方)は日本のメモリーテックのプレスですが、メモリーテックでも長時間CDはプレスできると思うので、74分調整はやはりエイベックスの社内ルール的なものですかね…?

最後に。頭文字DシリーズはEXTENDED収録盤も多くあるシリーズで、新曲も最初に紹介したように12曲なので、ノンストップ1枚、EXTENDED 1枚 のセットでもよかったのよ? と思った作品でした。
以上です。

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