SUPER EUROBEAT VOL.241 簡易レビュー

SEB VOL.241 レビューです。オススメは Tr.01, 03, 10 と次点で 08。
(239のときも似たようなこと書いた最初のお断りのようなものですが)ユーロビートレビューは人によって評価が全く違うことも珍しくないですので、まあ、こういう感想の人もいるのか程度の気持ちで、暇つぶし代わりにでもお読みいただければ幸いです。

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では、どうぞ。

01. I LOVE YOU FROM MY SOUL / MARI
DELTA. 以前から話題だった R. Festari – R. Gabrielli コンビの楽曲がついにドロップ。シリアスな雰囲気のハイクオリティ哀愁ユーロですねえ。昔ながらの哀愁ユーロらしい哀愁ユーロ、という印象。細部の細かい演出も「作り込み」を感じさせ、二人の意気込みのようなものが伝わってきます。オススメ&今後の作品にも期待!!
★★★★☆ (4.5 / 5)

02. I’M BACK / MEGA NRG MAN
GOGO’s. この曲のあとに続く3Bが使いそうな独特の音色のリフが特徴的な MEGA NRG MAN 復帰作品。予想よりは良い仕上がりの曲だな、とは思うんですが、MEGA NRG MANさんは、この曲より疾走感があり、かつ弾けたような曲が似合う人だと思うので(例えば GET ME POWER (SEB VOL.78)。前に突き進むのではなく、右肩上がり。)、より弾けた新曲を待ってます。(この曲はまあまあ、かな。)
★★★☆☆ (3.7 / 5)

03. FALLEN ANGEL / CINDY
3B (BOOM BOOM BEAT). メロディはやや淡々としていますが、リズムと音、疾走感で聴かせてくれる良曲。サビで聴かせるのではなく、全体の流れで楽しませてくれる曲です。90年代のユーロダンスを彷彿とさせる、固めで、やや奥にこもったようなバックトラックがクセになりますね。SAIFAMの21st Century Records作品が好きな人は馴染みやすいかも? オススメです。
★★★★☆ (4.5 / 5)

04. STREET FIGHTER / LUKE
DELTA. 正直、コメントが浮かばない。すごく普通な最近の男性ボーカルDELTA作品、だからなのかな…。うーむ。曲が順番通りに展開して、はいおしまい。
★★★☆☆ (3 / 5)
05. BURNING IN THE RAIN / ROBERTA
SinclaireStyle. 淡々としたメロディと雰囲気で、流れるように展開する、やや哀愁風味のポップユーロ。そこそこ。
★★★☆☆ (3.3 / 5)
06. NIGHT RIDER / RICH HARD
SUNFIRE. ねじれるようなリフ、ダークで気怠い感じのABメロ、など「変則的」という言葉がまず浮かんだ作品。特筆する程の曲ではないのですが、変わった雰囲気と、そこそこ聴けるサビはマル。
★★★☆☆ (3.4 / 5)
07. COME ALIVE / ACE AND SEASTAR
SCP. Tr.12 PAMCY と同じくトランシーなSCPユーロ。量産型、ですね。
★★★☆☆ (3 / 5)

08. LOVE PEACE AND GUN / BLACK EVA
以前のエナアタにあった、悪い意味での荒さ、雑な雰囲気、といった要素が取れてきていて、音は聴きやすく、メロディのクオリティも高くなっています。EBF一桁時代の良さ、を取り戻しているような…。シンプルな印象を持つ、ユーロビートの基本に返って作られたような1曲。オススメです。
★★★★☆ (4 / 5)

09. I’M DYNAMITE / CHERRY
DELTA. 良くも悪くも安定した作りですかねえ。なんかピンと来ません。量産型DELTA。
★★★☆☆ (3 / 5)

10. LET’S DANCE / KEN LASZLO
SUNFIRE. ボーカルのパワーが凄い…!曲の出来自体は、躍動感あるリフは良いものの、トータルでは平均的なSUN FIREのユーロビートの範疇かな、と思うのですが、KEN LASZLOのボーカルの魅力が曲のレベルをぐいっと引き上げていて、聴いているだけでワクワクさせてくれます。最近は New Generation Italo Disco シーンでの活躍が目立つ彼ですが、ユーロビートシーンでもより本格的に復活してほしい、と思いました。次回作があるといいなあ。オススメ!
★★★★☆ (4.3 / 5)

11. L.O.V.E. / DIMA & NAM
DIMA. サビで「ラヴ!」とシャウトしているのですが、この「ラヴ!」部分だけ妙に音量が大きく聴こえ、聴きづらい曲。サビに入るたびに、ビクッ!としてしまいます。この聴きづらさは致命的かも…。普段はスキップすることになると思います…。
★☆☆☆☆ (1 / 5)
12. QUEEN OF BROKEN HEARTS / PAMSY
SCP. Tr.07 に同じ。
★★★☆☆ (3 / 5)
13. THE STALLION / MANUEL
GOGO’s (SCP STUDIO). 明るくポップなロックンロール的ユーロビート。SF映画のテーマ曲のような、行進曲のような、そんなイントロは魅力的。ボーカルの歌唱力もさすがですが、個人的にはイマイチ印象が薄い曲。
★★★☆☆ (3.3 / 5)
14. BANG MY HEART / MEGAN
SinclaireStyle. シンクレアさん、今回は不調かな…。イントロやリフは格好よく、好みなのですが、ボーカルパートの盛り上がりがイマイチ。これも淡々とした印象が…。イントロと、イントロに似た間奏パートは格好いいので、もったいないですねえ。
★★★☆☆ (3.4 / 5)
15. FACE DOWN / HOTBLADE
SCP. ボーカルも音も技術的にハイレベルだな、というのはよくわかるんだけど、なぜかあまり引かれないんですよね。ボーカルは熱く熱唱しているし、音も作り込まれているのも分かります。そこそこ楽しめることは楽しめるんですが…。メロディがあまり好みじゃないってことなのかな?新鮮味がないせい? うーん。そこそこ? 評価しづらい。(^^; ノンストップ盤でいじられた場合に良くなる曲かも知れません。
★★★☆☆ (3.5 / 5)

Total: ★★★★☆ (4/5)
迷わず★5つをつけたくなるような、飛び抜けた楽曲はない、と感じ、そこは残念でしたが、総合評価は、239に引き続き「まあまあ」という印象です。そこそこ良い出来のSEB、という感じで。

曲の出来以外では、アートワーク面のリニューアルが良かったと思います。タイトルロゴがゴールドからシルバーに。CDトレイ部分のスタッフクレジット欄が黒背景から白背景。CDレーベル面もデザインが変更されています。ブックレットの裏表紙も表紙の画像ほぼそのままではなく、工夫されています。242は「何色」になるんでしょうかねえ?

今回はこれでおしまいです。それでは。

SUPER EUROBEAT VOL.241 簡易レビュー” への2件のコメント

    • こんにちは。そんな様子ですね。詳しく調べたわけではないですが。私的にはどちらでもいいから彼のより弾けた曲が聴いてみたいかな。I’M BACKはサビが少し大人しく「もっと飛び跳ねてくれ!」と感じていました。

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